秋の北海道では、訪れる月と標高によって見られる景色が変わります。9月に山で紅葉が始まっていても街はまだ緑、10月に街が色づく頃には山で雪が降ることもあります。「北海道の紅葉シーズン」を一つの日付で考えず、旅行日に合う地域を選びましょう。
9月|山の紅葉を楽しむ
大雪山など高い場所の紅葉を見たい人は、9月の現地情報を確認します。旭岳の姿見の池周辺を歩くか、黒岳のロープウェイで眺めるかによって、必要な準備も変わります。見頃の時期は年や場所で動くため、前年と同じ日付だけを頼りにしないでください。

大雪山の紅葉ガイドでは、登山をしない場合の選び方も紹介しています。山の予定に合わせて温泉や旭川周辺の滞在を入れると、天気に応じて順番を変えやすくなります。
10月|街・渓谷・湖を組み合わせる
札幌周辺や温泉地、湖畔でも紅葉を楽しめる時期です。同じ地域でも見頃はずれるので、出発前に観光協会や施設の最新写真を確認しましょう。紅葉の名所は混雑することもあり、「夏より必ず空いている」とは限りません。

札幌の街歩きと定山渓を組み合わせる、登別や洞爺湖で温泉に泊まるなど、夕方からゆっくり過ごす予定も向いています。山道を使う場合は、積雪や凍結、季節の通行止めを調べてください。
11月|紅葉旅行から冬の準備へ
落葉が進み、雪が降る地域も出てきます。11月の旅行は、札幌や函館などの街歩きと食事を中心に考えると予定を立てやすくなります。温泉で過ごす日を作るのもよいでしょう。
夏の観光施設が営業を終え、冬の体験はまだ始まっていない場合もあります。行きたい施設を先に確認し、写真に載っている体験が旅行日にできるかを調べましょう。
食事を旅の楽しみにする
秋は農産物や季節の料理を楽しみたい時期です。ただし、海鮮の旬は魚種と産地で異なります。「秋だからすべて地元の旬」と考えず、その日の仕入れやおすすめを店で聞いてみてください。

食のイベントへ行くなら、旅行する年の開催日と会場を確認します。札幌では公式観光サイトのイベント案内を利用できます。イベントを予定に入れない日も、札幌の食べ歩きガイドから食べたい料理を選んでおくと店探しが進みます。
服装と靴は、朝夕の冷え込みに合わせる
薄手の服を重ね、上から風を防げるようにすると調整しやすくなります。街と山を同じ服装で回るのは避け、山では雨具や防寒着を追加してください。旅行直前は出発地ではなく、滞在する町と山の予報をそれぞれ見ます。

雨に濡れた落ち葉や朝の凍結にも備え、歩きやすい靴を選びましょう。日が短くなる季節なので、展望地の散策と車の移動を遅い時間へ集めすぎないことも大切です。
3〜4日の旅なら、拠点を絞る
街と温泉を楽しむなら、札幌に滞在し、そのうち1泊を温泉地で過ごすとよいでしょう。山の紅葉が目的なら、旭川・東川側か層雲峡側に泊まり、天候のよい日に山へ出かける計画を考えます。
道東へ行く場合は、釧路や女満別の空港を使って現地の滞在時間を取る方法があります。どの地域でも、見頃を追って長距離を走り続けるより、予約した宿の周辺で複数の候補を持つと予定を変えやすくなります。
日数と空港の選び方は北海道旅行の計画ガイドへ。季節の見どころは北海道公式観光サイトの最新情報も確認してください。
ノーザンランド北海道 編集部(札幌)