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釧路

阿寒摩周国立公園の観光ガイド|3つの湖の見どころと回り方

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公開日 更新 9 分で読めます

摩周湖・屈斜路湖・阿寒湖は、景色も楽しみ方も異なります。阿寒湖温泉と川湯温泉の拠点選び、釧路空港やJR駅からのバス、車なしでの回り方を紹介します。

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阿寒摩周国立公園を訪れるなら、まず「摩周湖・屈斜路湖を回る日」と「阿寒湖で過ごす日」を分けて考えると、予定が立てやすくなります。同じ国立公園でも、3つの湖が一か所に集まっているわけではありません。

摩周湖は展望台から湖を眺める場所。屈斜路湖は湖畔へ下りて散策や温泉を楽しめる場所。阿寒湖は温泉街に泊まり、湖の遊覧やアイヌ文化に触れられる場所です。日帰りなら行きたい景色を一つ選び、そこを中心に回りましょう。車なしの場合は、泊まる場所によって移動の負担が大きく変わります。

拠点は阿寒湖温泉か川湯温泉か

ここでは阿寒湖温泉と川湯温泉の2拠点を比べます。阿寒湖温泉は阿寒湖の湖畔、川湯温泉は摩周湖・硫黄山・屈斜路湖を回る拠点で、公園内の離れた場所にあります。下の表は編集部による計画の目安です。

表は横にスクロールできます。

拠点主な目的確認したい到着ルート思い込みやすいこと
阿寒湖温泉湖畔の散策、温泉街、阿寒湖アイヌコタン、阿寒湖での体験。釧路空港から阿寒バスで阿寒湖バスセンターへ。そこから宿までの移動。摩周湖や屈斜路湖へ、温泉街から気軽に足を延ばせるとは限りません。
川湯温泉摩周湖の展望台、硫黄山、屈斜路湖の湖畔。JRで川湯温泉駅へ。そこから川湯線のバスで温泉街へ。駅は温泉街の中にはありません。1本のバスですべての湖を回れるわけでもありません。

車なしなら、過ごすエリアを一つに絞りましょう。 いちばん見たい場所に合う拠点を選び、その周辺で予定を組むほうが無理がありません。弟子屈町の摩周駅は列車とバスを乗り継ぐ場所で、摩周湖の湖畔ではありません。3つの湖も、隣り合ったバス停のように続いているわけではありません。

摩周湖|湖を見下ろす展望台へ

初めてなら、摩周第一展望台を行き先にすると分かりやすいでしょう。湖面を囲む急な斜面と、中央に浮かぶ小島を見渡せます。湖畔へ下りて一周する観光地ではないため、地図では「摩周湖」だけでなく展望台の位置を確認してください。

展望台から眺める摩周湖。湖面を囲む急な斜面も見どころです。
展望台から眺める摩周湖。湖面を囲む急な斜面も見どころです。Miya.m, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

晴れた日の青い湖面が知られていますが、霧で見えない日もあります。到着して見えなければ長時間待ち続けず、硫黄山や川湯温泉へ予定を切り替える方法もあります。第三展望台や裏摩周展望台を追加する場合は、道路の開通状況と次の目的地への経路を確認しましょう。

屈斜路湖|湖畔で過ごす時間を取る

屈斜路湖では、砂湯や和琴半島など、湖の近くで過ごす場所を選べます。展望台を次々と巡るより、湖畔の散策と昼食を組み合わせると、摩周湖とは違う景色を楽しめます。

湖を高い場所から眺めたい場合は美幌峠も候補です。ただし、湖畔のすぐ横ではありません。女満別方面との移動日に組み込むなど、進行方向に合わせて選ぶと往復を減らせます。カヌーに参加するなら、集合場所と所要時間を先に決め、その前後の観光を調整してください。

硫黄山と川湯温泉|湖巡りと組み合わせやすい拠点

硫黄山(アトサヌプリ)では、噴気が上がる火山の風景を間近に見られます。現地で示された見学範囲を守り、立入規制の先へは進まないでください。

噴気が立ち上る硫黄山(アトサヌプリ)。見学は指定された範囲内で。
噴気が立ち上る硫黄山(アトサヌプリ)。見学は指定された範囲内で。663highland · CC BY 2.5 · 表示用にリサイズ・トリミング

川湯温泉は摩周湖と屈斜路湖を巡る際の宿泊候補です。到着後に温泉へ入り、翌朝の天気を見て湖へ出かける日程にも向いています。日帰り入浴は宿泊客向けの利用時間と異なることがあるので、外来受付を確認してから向かいましょう。

阿寒湖|温泉街に泊まって楽しむ

阿寒湖側では湖畔の散策や遊覧船に加え、阿寒湖アイヌコタンの工芸店や文化施設を組み合わせられます。船の運航期間や公演時間に合わせて予定を組むと、着いてから待つ時間を減らせます。

阿寒湖畔から望む湖と山。散策の時間も旅程に入れておきましょう。
阿寒湖畔から望む湖と山。散策の時間も旅程に入れておきましょう。663highland · CC BY 2.5 · 表示用にリサイズ・トリミング

マリモを見たい場合も、湖岸を歩けば見つかるものと考えず、展示施設や遊覧船の案内を確認してください。阿寒湖畔ビジターセンターでは、周辺の自然や散策路について調べられます。温泉街で夕食まで楽しむなら、阿寒湖に1泊するのがおすすめです。

公園内の位置関係と各施設は、環境省の見どころ案内で確認できます。

1日・1泊2日なら、こう回る

摩周・屈斜路で1日過ごす例: 摩周第一展望台から硫黄山へ向かい、川湯周辺で昼食。午後は屈斜路湖畔の一か所を散策し、川湯温泉へ。空港からの往復も同じ日に入れる場合は、立ち寄り先を減らしてください。

1泊2日で両エリアを見る例: 車があるか、エリア間の送迎を確実に手配できる場合の例です。路線バスで両エリアを巡る組み方はおすすめしません。1日目は摩周湖・硫黄山・屈斜路湖から行きたい場所を選び、阿寒湖へ移動して宿泊。2日目は阿寒湖で遊覧や文化施設を楽しみます。1日目に体験ツアーまで入れると忙しくなるため、湖畔の散策を中心にする組み方です。

車なしで1つの拠点に2泊する例: 到着日は温泉と温泉街の散策だけにします。2日目は予約した体験を一つ、または行き帰りの交通を確認できた主な見どころを一か所。最終日は空港行きのバスや列車に余裕を持って向かい、出発前に遠くの湖を入れないようにします。編集部の一例で、公式の時刻表に基づく行程ではありません。

到着が午後なら、その日は宿の周辺だけにしても十分です。3つの湖を急いで回るより、船に乗ったり温泉で休んだりする時間も取ると、ゆっくり楽しめます。

霧・体験中止の日は、帰りの移動を先に守る

湖が見えない場合、事業者が体験を中止する場合、道路が通れない場合では、変更する予定が異なります。以下は計画の手順で、代替体験や返金を保証するものではありません。

  • 展望台は開いているが湖が見えない: 霧が晴れるのを待ち始める前に、切り上げる時刻を決めます。帰りのバスや予約済み送迎から、停留所までの徒歩も含めて逆算。車の場合も、次の移動と宿の夕食締切を動かさないようにします。別の展望台なら見えるとは限らないため、道路の通行状況を確認せず移動しないでください。
  • 事業者が湖の体験を中止する: 決定の連絡時刻と方法、送迎だけでも運行するか、途中で終了した場合の解散場所を確認します。体験の中止で、当てにしていた交通もなくなる場合があります。近場の食事・ビジター施設・入浴へ切り替えるときも、営業時間・利用条件と宿への帰り方を確かめてから選びましょう。
  • 体験は実施されるが集合場所へ行けない: 集合時刻より前に事業者と購入先へ連絡し、交通の事情を伝えて変更・取消条件を確認します。自分が到着できないことを催行中止と同じに扱わず、別予約のタクシーや宿も返金されるとは考えません。
  • 道路や帰りの交通が使えない: 別の湖で同じ体験を探し回るより、その外出を外します。道路・交通事業者の実際の案内を確認し、地図アプリに経路が出るだけで通れるとは判断しないでください。

再挑戦は観光との入れ替えにし、出発の余裕を使わない

前述の「同じ拠点に2泊」の案で最終朝に再挑戦するなら、空きのある体験に参加した後、荷物を回収し、予約した空港行きバスや列車へ余裕を持ってつながることが条件です。成立しなければ最終日は移動に使います。別の湖へ変更すると集合場所・交通、場合によっては宿も変わるため、同じ条件の単純な振替ではありません。

再購入する前に、元の予約の返金状況と、代替体験・追加交通・食事・部屋変更の支出を分けて記録します。旅行予算ガイドで総額を比較してください。広域周遊なら、以後の移動を全部後ろ倒しにするのではなく、10日間旅程の任意の立ち寄り先を一つ外す考え方です。

問い合わせ例:「悪天候で中止する場合、いつ連絡をいただけますか。送迎は運行しますか。途中で終了する場合はどこで解散しますか。__で荷物を回収して__便に乗る予定ですが、振替回でも間に合う計画でしょうか。追加支払い・返金はいくらになりますか。」

車なしで行く場合

釧路空港や女満別空港から、宿泊地までの交通を先に調べます。路線バスや季節運行の観光バスを使う場合は、行きだけでなく帰りの便も確認が必要です。川湯温泉駅と温泉街も別の場所なので、駅から宿までの移動を忘れずに組み込みましょう。

確認したい阿寒バスの4路線

車なしでの到着や現地の移動に使う主な路線です。2026年10月19日に事業者のページを確認しました。旅行日の時刻と運賃は阿寒バスの路線案内で確認してください。

  • 釧路空港→阿寒湖温泉: 阿寒バスの空港連絡バスのページに、阿寒エアポートライナーと該当する阿寒線の便が載っています。空港〜阿寒湖バスセンターの乗車時間の目安は75〜80分です。釧路市内へ向かう空港バスとは別の便です。荷物の受け取りや、バスセンターから宿までの移動も見込んでください。すべての便に接続があるわけではなく、飛行機が遅れてもバスが待つとは限りません。掲載期間は2026年4月1日〜2027年3月31日ですが、7月1日〜10月31日だけの増便もあるため、冬はその便を当てにしないでください。
  • JR川湯温泉駅→川湯温泉街: 川湯線が駅と、温泉街の大鵬相撲記念館付近を結びます。列車で着いても宿や湖畔に着いたわけではありません。実際の日付で行きと帰りの便を確認し、宿の送迎があるとは考えないでください。
  • 摩周駅→摩周第一展望台: 摩周線が結んでいますが、路線があっても本数、日帰りで戻れるか、展望台でどれだけ過ごせるかまでは分かりません。現在の摩周線の時刻表(PDF)には、503便は運休と記載されています。
  • 屈斜路湖: まず行きたい湖畔や集合場所の住所を決めます。屈斜路線は和琴半島へ向かう路線で、掲載中の時刻表(PDF)では土日祝運休で、祝日を除く平日のみの運行です。旅行日の運行も確認してください。湖を巡る観光周遊バスではなく、すべての湖畔に行くわけではありません。和琴方面のバスで砂湯へも行けるとは考えず、目的地の停留所を確かめましょう。

川湯線の時刻表(PDF)など、リンク先PDFの改正日は2023年です。出発前に路線案内のお知らせも確認し、旅行日の運行条件が分からない場合は阿寒バスへ問い合わせてください。

車なしなら、温泉街に連泊して利用できるツアーを組み合わせる方法があります。レンタカーなら自由に回れますが、冬期閉鎖や悪天候による規制は別途確認してください。冬の湖上体験も、実施されているガイドツアーに参加する前提で計画します。

知床や釧路湿原と組み合わせる場合は、道東旅行の回り方を参考に、宿泊地を決めてから湖巡りの順番を調整してください。長い移動と体験を同じ日に入れる前の確認点は北海道の移動計画ガイドに、冬のバス待ちに備える交通と服装は冬の交通ガイドと冬の持ち物リストにまとめています。

湖の体験を予約する前に

阿寒湖・屈斜路湖・釧路湿原は、同じ集合場所ではありません。湖や川の名前だけでなく、集合と解散の住所、宿からの行き方、送迎の範囲と戻る時刻(宿まで送ってもらえるか)を確認しましょう。釧路湿原のカヌーを阿寒湖観光の合間に入れる場合も、別の移動として計画します。

予約時には年齢・体力・対応言語、貸出装備とサイズ、料金に含まれる送迎や施設利用料を確認します。費用は、バスやタクシー代も含めた同行者全員の合計で比べ、旅行予算の目安で旅全体に収まるかも見ておくと安心です。所要時間は体験だけでなく、受付・着替え・移動・解散までを含めて考えてください。天候による催行中止と、自分で取り消す場合の返金条件も分けて読みましょう。

冬の湖上体験は、営業中のガイドプログラムの案内に従って参加します。湖が凍って見えても、自分たちだけで立ち入れるとは判断しないでください。環境省の公園情報を2026年10月11日に確認しました。個別プランの料金・催行日は事業者の最新案内を確認してください。

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ノーザンランド北海道 編集部(札幌)