北海道旅行では、泊まる町ごとに「ここで食べたいもの」を一つ決めておくと、食事の予定が立てやすくなります。札幌のラーメンや帯広の豚丼、海沿いの町の魚介など、行き先に合わせて選んでみましょう。
名物を食べるためだけに遠くへ往復するより、観光のルートに合う店を探すのがおすすめです。ここでは地域ごとの名物と、注文する前に確認したいことをまとめます。
札幌|ラーメン・スープカレー・ジンギスカン
札幌では、味噌ラーメンやスープカレーを昼食に、ジンギスカンを夕食にするなど組み合わせを作れます。夜のパフェや甘いものも楽しみたいなら、一食の量を抑えると回りやすくなります。


同じ料理でも店によって特徴が違うため、評判だけでなく、宿からの距離と営業時間で候補を絞りましょう。注文のポイントは札幌グルメガイドにまとめています。
帯広・十勝|豚丼と菓子・乳製品
帯広を訪れたら、名物の豚丼を味わってみてください。焼いた豚肉とたれを合わせた丼で、ロースやバラなど部位を選べる店もあります。肉の枚数やご飯の量が違うメニューもあるので、食欲に合わせて選びましょう。

十勝では菓子や乳製品を楽しむ時間も取れます。郊外の店や牧場へ向かう場合は、市街からの移動と営業期間を確認してください。昼食と買い物を一か所ずつに絞ると、景色を見る時間も残せます。
豚丼と菓子を楽しむ日の組み方
車なしなら、まず駅や宿から行ける豚丼店と菓子店を一軒ずつ選びます。「十勝の店」というだけで近所とは限りません。店の住所を地図に置き、徒歩で回れる範囲なのか、バスや車が必要なのかを分けて考えましょう。
豚丼のメニューでは、肉の部位、枚数、ご飯の量、汁物の有無を見比べると選びやすくなります。食後に喫茶や菓子店へ寄る予定なら、丼の量もその日の食欲に合わせて。持ち帰る菓子は、常温で持ち歩けるものと保冷が必要なものを店で確かめます。
編集部の計画例:市街で豚丼の昼食→近くで菓子の買い物→時間があれば喫茶。 郊外の牧場や店を加える日は、昼食後の移動と帰りの便を先に調べます。飲食店巡りを増やすより、食事一か所と買い物一か所に絞ると無理なく楽しめます。
帯広観光コンベンション協会の豚丼案内で候補を探し、帯広の観光ガイドと組み合わせてください。個店の休業日や現在のメニューは店の公式案内で確認しましょう。
函館|朝市の海鮮と街での食事
函館で市場の朝食を楽しむなら、前夜は市内に泊まると出かけやすくなります。丼に加えて焼き魚や定食も候補にし、食べたい具と予算で選びましょう。
海鮮は天候や漁の状況で入荷が変わります。写真に載った魚介が常にあるとは限らないので、その日のおすすめを聞く方法もあります。朝市のあとに街歩きをして、昼は塩ラーメンなど別の料理を選ぶ組み方も楽しめます。
朝市を朝食にする日は、宿の朝食と出発時刻を確認
朝市でしっかり食べたいなら、宿の朝食を付けるかどうかも含めて考えます。まず食べたい料理と一人分の予算を決め、丼の大きさや具の内容を確認してから注文しましょう。同行者に生ものが苦手な人がいる場合は、加熱した料理があるかを事前に調べておくと店を選びやすくなります。
市場全体の案内時刻と、食事をする店の開店・ラストオーダーは別です。帰る日の朝に訪れるなら、列車や飛行機に間に合うよう、荷物の受け取りと駅・空港への移動も含めて逆算します。行列が長ければ別の店にする、という切替も先に決めておきましょう。
編集部の計画例:朝市で朝食→宿で荷物を整える→街歩きへ。 朝食を目的にした日は、昼も大きな海鮮丼にする必要はありません。食欲に合わせて食事の時間と量を調整すると、無理に食べ続ける旅になりません。
所在地などは函館公式観光情報の朝市案内(英語)、その後の観光は函館の観光ガイドへ。魚介を持ち帰る場合は、保冷方法と移動中の保管条件を購入店に確認してください。
小樽|寿司を昼食にも夕食にも
小樽では、運河や堺町周辺の散策と寿司を組み合わせられます。日帰りなら昼食、宿泊するなら夕食という選び方で構いません。夜に泊まらなければ良い寿司を食べられない、ということはありません。
おまかせ、セット、単品で予算の立てやすさが違います。料金と品数を確認し、カウンター席を希望するなら予約時に伝えてください。店によって使う魚介の産地も異なります。
食事エリアを決めると、街歩きの順番も決まる
店を探すときは、「小樽駅周辺」「運河周辺」「堺町」「寿司屋通り・花銀」のどこにあるかも確認しましょう。小樽観光協会の飲食店一覧は料理のジャンルとエリアから探せるので、散策する場所に合わせて候補を絞れます。
編集部の計画例:午前は運河周辺を散策→昼食→堺町で買い物や喫茶→帰路。 食事の予約時刻を軸に、前後の街歩きを調整します。これは固定のおすすめ順路ではなく、予約した店の場所や帰りの駅に合わせて入れ替える案です。
寿司をしっかり食べたい日は、喫茶の前に昼食を置くと量を考えやすくなります。子連れや複数人なら、同じ時間に入れる席があるか、注文する料理が決まっているかを確認。予約なしで行く場合も近くにもう一軒候補を用意し、帰りの列車直前まで行列に並ぶ予定は避けましょう。
徒歩の順路と帰りの駅は小樽日帰りガイド、食事のテーマを変えて探すならグルメ一覧も参考にできます。
釧路・厚岸|炉端焼きと牡蠣
釧路の夕食には、炉端焼きで魚介を味わうのもおすすめです。焼き魚や貝をいくつか選び、人数に合わせて分けると種類を楽しめます。時価の品は注文前に価格を聞いておくと安心です。
厚岸では牡蠣料理が旅の目的になります。生牡蠣や蒸し牡蠣、焼き牡蠣などから好みの食べ方を選びましょう。釧路と同じ場所ではないので、日帰りで往復する場合は移動時間を取ります。お酒と合わせたい日は宿泊や公共交通を検討してください。
富良野・美瑛・ニセコ|景色と食事を一緒に
花畑や丘を巡る日は、カフェや野菜を使う食事を途中に置くと休憩になります。ただし、郊外では飲食店が連続して並んでいるわけではありません。営業日を確認し、昼食を取る場所を先に一つ決めておきましょう。

ワイナリーや醸造所へ行く場合も、見学・試飲の実施日と予約を確認します。運転する人は飲酒せず、購入して宿へ持ち帰る方法もあります。
家族・グループで飲食店を予約するときの確認事項
人数分の空席があっても、全員が同じテーブルで座れるか、必要な料理を注文できるかまでは分かりません。コース料金を支払う前に、同行者全員の条件をまとめて問い合わせましょう。以下は編集部の予約チェックリストであり、北海道の全店に共通する規則ではありません。
- 人数と席: 大人と子どもの人数、子どもの年齢、料理を別注文しない子にも椅子が必要かを伝えます。一つのテーブルか、分かれた席か、カウンターかも確認。ベビーカーや大きな荷物の置き場は、席数とは別に聞きましょう。
- 全員の注文条件: 同じテーブルでは同一コースが必要か、子ども用メニューや単品注文を選べるかを確認します。食べられないものは予約確定前に伝えてください。要望を送信しただけでは、料理の変更が了承されたことにはなりません。
- 総額と支払い: 自分たちの人数・注文内容で、該当する税、サービス料、席料、必須の飲み物などを含む総額を聞きます。事前決済が当日の代金に充当されるのか、別の予約手数料なのかも確認。旅行予算では支払済みと当日の残額を分け、前払い分を二重に足さないようにします。
- 時間と変更: 到着予定と、必ず退店したい時刻を伝えます。席の利用時間、その時間内でコースを食べ終えられるか、全取消だけでなく人数を減らす場合の期限・料金も確認。予約経路の連絡先と遅れるときの手順を保存します。
たとえば大人2人と子ども2人なら、席は4人分必要でも、大人用コース4人分とは限りません。表示された大人料金を4倍するのではなく、店が確認した席と料理の組み合わせで別の候補店と比べます。子連れ旅行ガイドも使い、食事前後の移動や休憩を組み込みましょう。
問い合わせ文は「○月○日○時、大人○人、子ども○人(年齢○歳)です。席・荷物置き場は○○が必要で、○時までに退店したいです。同じテーブルで座れますか。必要な注文と追加料金込みの総額、支払い方法、人数変更・取消条件を教えてください」とまとめられます。希望した条件を店が了承したか確認してから、予約済みとして扱ってください。
グループの代表連絡先を一人に決め、確定した住所・時刻・予約番号を共有します。近くの代替店は候補として控えておくだけでも備えになります。別の予約も持つ場合は、その取消条件を個別に管理しましょう。交通が遅れたら、席やコースをそのまま確保してもらえると考えず、指定された連絡先へ知らせてください。
食べたい料理から旅程を選ぶ
食事は行き先を決める軸にし、予定が埋まったあとに遠方の店を足さないようにします。以下は一度の旅で全部つなぐ順路ではなく、目的に合わせて選ぶ別々の組み方です。
- 札幌の名物と小樽の寿司を、宿を変えずに楽しむ:札幌・小樽の2泊3日コースを出発点にします。2泊とも札幌にして、小樽の日に昼食と喫茶を配置する案です。到着が遅い、または帰りが早い場合は食事の機会も減るため、3日間を丸3日使える前提で予約しないようにしましょう。
- 函館の朝市を道南旅行に組み込む:店を決める前に北海道南西部の4泊5日コースを比較します。夏のドライブルートは函館泊を含みますが、毎晩宿泊地が変わります。同じページの車なし代替案には函館が含まれません。朝市が主目的なら、札幌からの往復を追加するのではなく、函館の宿泊と翌朝の時間を確保します。
- 道東へ向かう途中で帯広の豚丼と菓子を楽しむ:夏から初秋の9泊10日コースは富良野・美瑛のあとに帯広泊を置く行程です。3日目からの運転と女満別空港からの出発を前提にしています。釧路市街や厚岸は含まれないため、炉端焼きや牡蠣を目的にするなら、湖へ向かう途中で当然寄れると考えず、行程の変更や日数の追加を検討してください。
雪の季節は、上のドライブルートをそのまま使わず、車なしの冬の北海道コースから組み直しましょう。取消料がかかる食事を予約する前に、交通と宿泊地を決め、宿の夕食が含まれていないかも確認します。
食事と観光を組み合わせるには
泊まる町と食べたい料理を決めたら、前後の観光や移動も確認しましょう。次のページから、それぞれの町の見どころと行程を探せます。
夕食の予約を入れる日は、観光を終えてから店に着くまで余裕を持たせます。遠くの名物を追加する前に、車移動・交通計画ガイドで一日の移動の組み方を確認してください。
店選びで失敗しにくくするには
料理の写真だけでなく、営業時間と休業日も見ます。予約の可否や席の条件まで調べておきましょう。小さな子どもと一緒なら椅子や入店条件も確認しましょう。市場でも飲食店と物販店で営業時間は異なります。
「北海道で売られているから道産」「市場だから必ず安い」とは限りません。産地や価格が気になる場合は注文前に聞いてください。持ち帰る魚介や乳製品は、保冷方法と移動時間を店に相談すると選びやすくなります。
地域の料理や店を探す入口には北海道公式観光サイトも利用できます。行程を先に決めたい方は北海道旅行の計画ガイドから、宿泊する町に合わせて食事を選んでみてください。
小樽の寿司・海鮮丼・喫茶を比較する 函館グルメ:朝市・塩ラーメンと食事の回り方 帯広の豚丼・スイーツの回り方ノーザンランド北海道 編集部(札幌)
