JR北海道は、日本国籍以外のパスポートを持つ旅行者向けに3種類のレールパスを販売しています。 北海道レールパスは、北海道新幹線を除くJR北海道の全線に5日間・7日間・10日間の連続で乗れるパスで、大人の事前購入は22,000円から。ほかに、札幌・登別エリア(10,000円)と札幌・富良野エリア(11,000円)の4日間エリアパスがあります。
料金一覧
| パス | 日数 | 大人・事前購入 | 大人・駅で購入 | こども(6〜11歳)・事前購入 |
|---|---|---|---|---|
| 北海道レールパス | 連続5日間 | 22,000円 | 23,000円 | 11,000円 |
| 北海道レールパス | 連続7日間 | 28,000円 | 29,000円 | 14,000円 |
| 北海道レールパス | 連続10日間 | 37,000円 | 38,000円 | 18,500円 |
| 札幌・登別エリアパス | 連続4日間 | 10,000円 | 11,000円 | 5,000円 |
| 札幌・富良野エリアパス | 連続4日間 | 11,000円 | 12,000円 | 5,500円 |
「事前購入」は、海外の主な旅行会社で引換券を買う場合や、JR東日本の予約サイト(JR-EAST Train Reservation)で買う場合の料金です。JR北海道の指定駅などで買う場合は「駅で購入」の料金になります。料金はすべてJR北海道の公式ページ(英語)で2026年10月15日に確認しました。
使える人
JR北海道によると、日本国籍以外のパスポートを持つ人はすべて利用でき、引き換え・購入の際には有効なパスポートの提示が必要です。在留カードやパスポートのコピーは不可とされています。どのパスも、選んだ開始日から連続した日数で使います。
それぞれのパスで乗れる範囲

北海道レールパス:北海道新幹線を除くJR北海道の全線に乗り放題で、特急・快速・普通列車の普通車の指定席・自由席が使えます。一部のJR北海道バスにも使えます。北海道新幹線、道南いさりび鉄道、路面電車、地下鉄には使えません。
札幌・登別エリアパス:新千歳空港・札幌・小樽・登別の間の移動に向いたパスです。洞爺は含まれません。
洞爺湖へ行く場合、JR洞爺駅は湖畔の温泉街にはありません。列車+バスと札幌からの直行バスの比較は洞爺湖ガイドにまとめています。
札幌・富良野エリアパス:新千歳空港・札幌・小樽・富良野・美瑛・旭川の間の移動に向いたパスです。トマムは含まれません。
エリアパスは、範囲外の駅で降りると追加区間の運賃・料金が必要です。どちらもJR北海道バス、札幌の路面電車・地下鉄には使えません。
座席:JR北海道の特急は全車指定席で、自由席はありません。パスでも乗車前に指定席券を受け取るよう案内されており、車内では座席の指定ができません。
元は取れる?JR北海道自身の比較例
JR北海道は、それぞれのパスを通常のきっぷと比べた例を示しています。
| 旅程 | 通常のきっぷ | パス |
|---|---|---|
| 札幌〜登別の往復+札幌〜小樽の往復 | 13,380円 | 10,000円(札幌・登別エリアパス) |
| 札幌〜富良野の往復(旭川経由) | 13,520円 | 11,000円(札幌・富良野エリアパス) |
| 札幌〜函館の往復+札幌〜小樽の往復 | 23,140円 | 22,000円(北海道レールパス5日間) |
これは表にある区間と料金での比較例で、長距離の往復があれば必ず元が取れるという意味ではありません。札幌に滞在して近場へ1回出かけるだけの旅なら、通常のきっぷのほうが安くなることが多いでしょう。
長距離の移動が函館なら、列車とバス・車の比較は札幌から函館への行き方で紹介しています。
選び方
ここからは当サイトの提案で、JR北海道の案内ではありません。
- 列車での移動を日付つきで書き出す。 実際の乗車駅どうしの通常運賃を調べ、必要な日数分のパス料金と比べます。
- 地域でパスを選ぶ。 札幌・小樽・登別なら札幌・登別エリアパス、富良野・美瑛・旭川なら札幌・富良野エリアパス、函館や道北・道東まで行くなら北海道レールパスが候補です。
- 連続した日数で数える。 どのパスも連続日数で使うので、列車移動の多い日をまとめ、札幌市内で過ごす日はパスの期間外にします。
- 使えないものを確認する。 札幌の地下鉄・路面電車、北海道新幹線、JR以外のバスは別にきっぷが必要です。
- 混む日は早めに指定席を。 特急は全車指定席です。
パス代だけでなく、旅行全体の支払額で比べる
同じ移動区間・乗車日・座席条件で比較します。旅行者1人ずつ、次の3つを書き出してください。
- パスなしの合計: 実際に購入する予定の列車のきっぷ代。必要な特急料金・座席の料金も含めます。割引きっぷが見つかったら、予約・変更条件も比較します。
- パスありの合計: 購入予定の窓口・サイトでのパス代に、有効期間外・エリア外の移動と対象外の交通費を足します。
- 差額: 「パスなしの合計」から「パスありの合計」を引きます。プラスならその旅程ではパスが安く、マイナスなら個別のきっぷが安いという判断です。
バス・地下鉄・レンタカーの日を、レールパスで節約できる金額に数えないようにします。両案で同額の費用は双方の計算から省いても構いませんが、旅行予算には残してください。大人1人分の差額を家族の人数倍にせず、大人と子どもは分けて計算します。予約前の確認事項は子連れ北海道旅行ガイドも参考にしてください。
7日間の旅行でも、7日間パスとは限らない
考え方の例として、1日目に到着、2日目は札幌市内、3〜6日目に長距離の列車移動、7日目に帰宅する予定を考えます。区間が対象エリア内なら「3〜6日目の4日間エリアパス+往復の空港移動を個別購入」と「空港移動も期間に含めた長いパス」を比べます。必ず実際の経路をエリア図と照合してください。短いパスは比較候補であり、すべての7日旅行に向くという意味ではありません。
逆に、高額な帰りの列車が短いパスの期限後になる場合は、そのきっぷ代を加えてから判断します。元を取るためだけに行きたくない場所を追加する必要はありません。札幌・小樽2泊3日や6泊7日モデルコースから行程を決め、実際に使う鉄道区間だけを計算しましょう。
当サイトの旅程との組み合わせ
6泊7日モデルコースは、札幌・小樽・登別を鉄道で回り、富良野の日だけ車を使う組み方です。鉄道の区間は小樽から登別温泉への行き方と富良野・美瑛から登別温泉への行き方で紹介しています。空港からは新千歳空港から札幌への行き方、車・鉄道・送迎の比べ方は北海道の移動手段の選び方へ。
よくある質問
北海道レールパスはいくらですか。 大人の事前購入で、5日間22,000円、7日間28,000円、10日間37,000円です。駅で買うと1,000円高くなります。
北海道新幹線に乗れますか。 乗れません。北海道新幹線を除くJR北海道の全線が対象です。
札幌の地下鉄に使えますか。 使えません。地下鉄と路面電車は対象外です。
札幌・小樽・登別だけならもっと安いパスはありますか。 4日間の札幌・登別エリアパスがあり、大人の事前購入で10,000円です(洞爺は含まれません)。
出典:JR北海道「Hokkaido Rail Pass/エリアパス」(英語、2026年10月15日確認)。料金や条件は変わる場合があるため、購入前に確認してください。選び方の提案は当サイトの編集上の判断です。
ノーザンランド北海道 編集部(札幌)
