NORTHERN LAND HOKKAIDO← 日高エリアガイド

北海道179市町村のひとつ

平取町Biratori

二風谷の谷でアイヌ文化が今も手仕事として生きる町

日高エリア ・ サラブレッドの牧場、桜並木、風の襟裳岬。

二風谷にアイヌ文化が息づく町。工芸の匠と博物館、そしてトマト「ニシパの恋人」。

平取町は海岸から沙流川に沿って日高山脈へ向かう内陸の町で、二風谷地区は北海道でアイヌ文化を「生きたもの」として知るのに最も大切な場所だ。木彫りの盆や樹皮の織物は今も現役の職人の手で作られ、博物館が集まって、それを育んだ川の谷の歴史を伝える。その奥に日高山脈の最高峰・幌尻岳がそびえる。ガラスケースの向こうではないアイヌ文化に触れたい人のための町。

平取町の基本データ

地域
日高(Hidaka)
新千歳空港から
約74km ・ 夏 1.1時間 / 冬 1.4時間
札幌から
約124km ・ 夏 1.9時間 / 冬 2.3時間
日高のベストシーズン
桜は5月上旬、緑の牧場と仔馬は夏、岬は晴れた日ならいつでも。

走行時間は直線距離×1.35、夏65km/h・冬55km/hの概算。 計算方法

平取町の見どころ

二風谷アイヌ文化博物館

Nibutani Ainu Culture Museum

二風谷にある町立の博物館。生活用具、衣服、丸木舟など大規模な収蔵品と、敷地に復元されたチセ(家屋)がある。谷の背景を知るには、まずここに寄りたい。

二風谷イタとアットゥシ

Nibutani crafts: ita and attus

二風谷の木彫りの盆イタと、オヒョウの樹皮で織るアットゥシは、北海道で初めて国の伝統的工芸品に指定された。地区内の工房で制作の様子を見学できる。

幌尻岳

Mt. Poroshiri

標高2,000mを少し超える日高山脈の最高峰で、日本百名山のひとつ。平取側からの登山道は何度も渡渉があり、経験者向けの長い本格的な山行になる。

芽生すずらん群生地

Lily-of-the-valley meadow at Mebae

5月下旬から数週間だけ一般に公開される、野生のすずらんが一面に咲く丘の草原。日本でも有数の規模の群生地で、花の時期は町を挙げて迎える。

平取町へのアクセス

玄関口は新千歳空港で、車で約1時間半。日高自動車道を日高富川で降り、国道237号で沙流川沿いに内陸へ。二風谷は市街地から少し先にある。札幌からは約2時間。海岸側から谷を上る路線バスもあるが、車の方がずっと楽だ。

日高エリア全体: 車の地域。札幌側から国道235号を海沿いに南下。終点の襟裳岬まで走る価値がある。

平取町のベストシーズン

すずらんの群生地と谷が最も緑になる5月下旬〜6月。夏はトマト、沙流川のラフティング、二風谷で行われるアイヌ文化の催し。幌尻岳は7〜9月が現実的な唯一の時期。川沿いの秋の紅葉は静かで良い。

平取町の食と特産

平取は北海道有数のトマト産地で、甘いブランドトマトとそのジュースが町中で売られている。谷の牧草地で育つ平取牛がもう一つの看板。二風谷周辺では山菜や鮭を使ったアイヌ料理にちなんだ品も食べられる。

平取町がある日高という土地

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日高の海岸沿いの牧草地では、日本でほぼここだけの光景が広がる——競走馬の育成だ。日本のサラブレッドの大半が山と海に挟まれたこの牧場地帯で生まれ、放牧された母馬と仔馬を眺めながらの海岸ドライブはそれ自体が旅になる。

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