北海道179市町村のひとつ
むかわ町Mukawa
海辺に干される本物のししゃもと、丘に眠っていた恐竜
胆振エリア ・ 火山と湯の国。湖と地獄谷と、アイヌ文化の今。
本物のししゃもの町、そして恐竜「カムイサウルス(むかわ竜)」が眠っていた町。
むかわ町は苫小牧の東、鵡川が太平洋に注ぐ場所にある。ししゃもの町だ。この海岸のわずかな川にしか遡上しない小さな魚で、秋には港のそばで何列にも吊るされて干される。内陸の穂別地区からはカムイサウルス(むかわ竜)が出た。丘から見つかったほぼ全身の鴨嘴竜の骨格で、町の博物館に展示されている。日高本線はここで終点。この海岸を鉄道で行ける最後の町でもある。食べることが目的の人、恐竜好きの子どもを連れた家族に。
- 地域
- 胆振(Iburi)
- 新千歳空港から
- 約49km ・ 夏 48分 / 冬 54分
- 札幌から
- 約98km ・ 夏 1.5時間 / 冬 1.8時間
- 胆振のベストシーズン
- 温泉は通年。夏は洞爺湖の花火、冬は湯のありがたみが増す。
むかわ町の基本データ
走行時間は直線距離×1.35、夏65km/h・冬55km/hの概算。 計算方法
むかわ町の見どころ
穂別博物館
Hobetsu Museum
穂別地区にある町立博物館で、日本最大かつ最も完全な恐竜化石カムイサウルス・ジャポニクスを収蔵する。同じ丘から出た海生爬虫類やアンモナイトも並ぶ。小さいが本気の博物館で、内陸まで走る価値がある。
ししゃもの簾干し
Shishamo drying racks
10〜11月、港のあたりに「すだれ干し」が並ぶ。ししゃもを何匹も竹に通し、潮風に吊るして干す光景だ。町を象徴する風景で、同じ時期には町で焼きたてが食べられる。
道の駅むかわ四季の館
Michi-no-Eki Mukawa Shiki-no-Yakata
町の中心にある道の駅で、温泉や町の公共施設、ししゃもの売り場が一つの建物に入っている。町を訪れる人はたいてい一度はここに来る。浜や博物館の後にひと風呂。
鵡川河口と海岸
Mukawa river mouth and beach
河口は渡り鳥の中継地で、その先の太平洋の浜は長く、人がいない。晴れた日には遠くに日高山脈。水面に沈む夕日が、この町の静かな夜の見せ場だ。
むかわ町へのアクセス
鵡川駅は苫小牧から延びるJR日高本線の終点で、普通列車が1日数本。ここから先の海岸はバスのみ。車なら新千歳空港から日高自動車道か国道235号で約40分、札幌から約1時間半。内陸の穂別へは国道274号で、道東道のむかわ穂別ICもある。
胆振エリア全体: 札幌〜函館の大動脈上。JRが登別・洞爺に停まり、ウポポイは白老駅すぐ。
むかわ町のベストシーズン
ししゃもの10〜11月がすべて。魚が川を遡り、簾干しが並び、町がいちばんにぎわう。夏は浜と川、7〜8月は穂別のメロン。博物館は季節を問わない。
むかわ町の食と特産
ししゃもが町の名声そのものだ。他所で同じ名で売られる輸入のカラフトシシャモではなく、本物の北海道の魚。焼き、干物、旬には寿司でも食べる。穂別は夏にメロンを育て、川沿いの平野からは米と野菜。ここではそれ以外は脇役。
むかわ町がある胆振という土地
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胆振は、北海道の火山のエネルギーが地表に顔を出す場所だ。洞爺湖は巨大なカルデラに水をたたえ、湖畔には温泉ホテルと、今も煙を上げる若い火山・昭和新山。登別の地獄谷は、日本屈指の温泉街の頭上で湯気を上げ続ける。