北海道179市町村のひとつ
白老町Shiraoi
アイヌ文化の国立施設と、白老牛の町
胆振エリア ・ 火山と湯の国。湖と地獄谷と、アイヌ文化の今。
アイヌ文化の国立施設ウポポイの町。白老牛と虎杖浜たらこも全国区。
白老町は苫小牧と登別の間の太平洋岸に細長く延びる町だ。漁港、牛の牧場、そして2020年からはポロト湖畔にウポポイ(民族共生象徴空間)がある。この湖畔には代々アイヌの人々が暮らし、新しい国立博物館は何十年もここにあった集落型の博物館から生まれた。町の背後は森がホロホロ山へ登り、その中に日本屈指の透明度を持つ倶多楽湖が隠れている。アイヌ文化を旅の脇役ではなく主役にしたい人に。
- 地域
- 胆振(Iburi)
- 新千歳空港から
- 約57km ・ 夏 54分 / 冬 1時間
- 札幌から
- 約73km ・ 夏 1.1時間 / 冬 1.3時間
- 胆振のベストシーズン
- 温泉は通年。夏は洞爺湖の花火、冬は湯のありがたみが増す。
白老町の基本データ
走行時間は直線距離×1.35、夏65km/h・冬55km/hの概算。 計算方法
白老町の見どころ
ウポポイ(民族共生象徴空間)
Upopoy, National Ainu Museum and Park
アイヌの歴史と文化を扱う国立博物館と公園。ポロト湖畔に復元家屋、工芸の工房、舞踊の公演、慰霊施設が集まる。展示は多言語対応で敷地も広く、半日は見ておきたい。
倶多楽湖
Lake Kuttara
登別の山の裏にある、ほぼ円形のカルデラ湖。流れ込む川も流れ出す川もなく、透明度は日本でも最上級。細い道が湖岸まで通じているが、そこには湖しかない。それが良い。
虎杖浜温泉
Kojohama Onsen
町の西端、国道36号と海の間に温泉宿とたらこの店が並ぶ一角。浜辺のすぐそばから豊富な湯が湧き、名高いたらこもここで加工される。
白老仙台藩陣屋跡
Sendai Domain Shiraoi Jinya ruins
1850年代に仙台藩の武士がこの海岸の守りとして築いた陣屋の土塁が残る国指定史跡。併設の資料館で、なぜ東北の藩がアイヌの海辺に来たのかがわかる。
白老町へのアクセス
JR室蘭本線の白老駅はウポポイのすぐ隣で、特急北斗の一部が停まり札幌から約1時間。車なら新千歳空港から道央道・白老ICまで約40分。国道36号が海沿いに町を端から端まで貫く。
胆振エリア全体: 札幌〜函館の大動脈上。JRが登別・洞爺に停まり、ウポポイは白老駅すぐ。
白老町のベストシーズン
ウポポイの屋外プログラムや湖の散策は5〜10月。6月の白老牛肉まつりが町いちばんの宴。10月は倶多楽湖の森が色づく。冬は静かだが博物館は通年開いており、虎杖浜の湯はいちばん気持ちいい。
白老町の食と特産
町の牧場で育つ白老牛は道内でもっとも知られた黒毛和牛のブランドで、ステーキや焼肉で町中に並ぶ。もうひとつの全国区が西部の虎杖浜たらこ。港からはホッキ貝とカレイ。ウポポイではオハウ(汁物)などアイヌ料理も食べられる。
白老町がある胆振という土地
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胆振は、北海道の火山のエネルギーが地表に顔を出す場所だ。洞爺湖は巨大なカルデラに水をたたえ、湖畔には温泉ホテルと、今も煙を上げる若い火山・昭和新山。登別の地獄谷は、日本屈指の温泉街の頭上で湯気を上げ続ける。