NORTHERN LAND HOKKAIDO← 空知エリアガイド

北海道179市町村のひとつ

夕張市Yubari

メロンと石炭、記憶を抱えた谷の町

空知エリア ・ 炭鉱の記憶がワインの丘に変わった、北海道の静かな真ん中。

日本一有名な高級メロンと、谷に刻まれた炭鉱の記憶。ふたつの顔を持つ町。

夕張市は札幌の東、夕張山地に細長く延びる谷の町だ。日本人にとって夕張の名はふたつを意味する。日本一有名な高級メロンと、かつて国を動かした石炭。炭鉱は閉じ、人口は減ったが、町は石炭博物館に歴史を、夏のハウスで熟す赤肉メロンに誇りを残している。炭鉱の記憶、夕張岳の高山植物、渓谷の公園の紅葉を目当てに来る人のための町。

夕張市の基本データ

地域
空知(Sorachi)
新千歳空港から
約61km ・ 夏 54分 / 冬 1.1時間
札幌から
約83km ・ 夏 1.3時間 / 冬 1.5時間
空知のベストシーズン
菜の花は晩春、ヴィンヤードとメロンは夏〜初秋が見頃。

走行時間は直線距離×1.35、夏65km/h・冬55km/hの概算。 計算方法

夕張市の見どころ

夕張市石炭博物館

Yubari Coal Museum

旧炭鉱の坑口脇に立つ市の博物館。石炭の発見から閉山までの歩みを追い、実際の坑道の一部に入ることもできる。炭鉱都市だった夕張を知る出発点。

夕張岳

Mt. Yubari

富良野との境にそびえる蛇紋岩の山。ここにしかない高山植物で植物好きに知られる。夕張側からの登山道は6月に開き、丸一日かけて歩く。

滝の上公園

Takinoue Park

夕張川が岩の水路を落ちる千鳥ヶ滝を中心にした渓谷公園。渓谷に橋が架かり、10月には紅葉に包まれて市内で一番の秋の散歩道になる。

道の駅夕張メロード

Michi-no-Eki Yubari Melo-do

石勝線・新夕張駅に隣接した道の駅。メロンの季節は館内が果物の香りで満たされ、それ以外の季節も通りすがりに地元産品を買うのに一番便利な場所。

夕張市へのアクセス

新千歳空港から国道274号または道東自動車道(夕張IC)で車で約1時間。札幌からは約1時間半。現役の鉄道駅は札幌〜帯広を結ぶJR石勝線の新夕張駅だけで、谷の中心部への支線はすでにない。博物館や公園へは車か路線バスで向かう。

空知エリア全体: 札幌〜旭川の動線から車・JRで寄り道しやすい。ワイナリー巡りは車が正解。

夕張市のベストシーズン

メロンなら6〜8月。谷中のハウスで収穫が進み、道の駅にも直売所にも山積みになる。滝の上公園と山道の紅葉は10月上旬。夕張岳の花は7月。冬は雪深く、静かな季節になる。

夕張市の食と特産

止まる理由はやはり夕張メロン。赤肉で、旬には丸ごとでもカットでも手に入る。炭鉱町らしい名物として、とろみのあるカレーつゆをかけた「カレーそば」も根づいている。谷あいの農家は米と野菜を作る。

夕張市がある空知という土地

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空知は、多くの旅行者が素通りしてしまう北海道——だからこそ、良さがそのまま残っている。1世紀前、この谷は石炭で日本を動かした。夕張や三笠には、炭鉱の記憶が博物館や鉄道遺産、静かな商店街に今も息づく。

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