北海道179市町村のひとつ
新十津川町Shintotsukawa
奈良の十津川村が北に移した、米と酒の町
空知エリア ・ 炭鉱の記憶がワインの丘に変わった、北海道の静かな真ん中。
明治の大水害で奈良県十津川村から集団移住して拓かれた町。酒蔵「金滴」が歴史を語る。
新十津川町は滝川の対岸、石狩川の西岸にあり、ピンネシリと樺戸山地の麓に広がる。前年の大水害で家を失った奈良県十津川村の人々が、1890年に村ごと移住して拓いた町で、今も母村との交流が続く。空知でも指折りの米どころで、老舗の酒蔵、キャンプ場とスキー場を備えた丘の公園、ピンネシリへの登山口がある。
- 地域
- 空知(Sorachi)
- 新千歳空港から
- 約122km ・ 夏 1.9時間 / 冬 2.2時間
- 札幌から
- 約88km ・ 夏 1.4時間 / 冬 1.6時間
- 空知のベストシーズン
- 菜の花は晩春、ヴィンヤードとメロンは夏〜初秋が見頃。
新十津川町の基本データ
走行時間は直線距離×1.35、夏65km/h・冬55km/hの概算。 計算方法
新十津川町の見どころ
新十津川町開拓記念館
Shintotsukawa Pioneer Memorial Museum
1889年の十津川大水害、冬の北への旅、開墾の最初の数年を、移住者が奈良から携えてきた品とともに伝える町の記念館。
ふるさと公園
Furusato Park
町を見下ろす丘の公園。キャンプ場、宿泊施設、遊具、冬は小さなスキー場があり、東に田んぼの向こうの滝川と空知の谷を見渡せる。
ピンネシリ
Pinneshiri
樺戸山地の最高峰で、町の真後ろにそびえる。新十津川側からの登山道で山頂に立てば石狩平野を一望できる。夏から初秋の山。
新十津川町へのアクセス
新十津川に現役の鉄道はない。JR函館本線の滝川駅が石狩川の橋を渡ってすぐで、バスか車で約10分。国道275号が町を通り、札幌から国道275号か道央自動車道(滝川IC)で車約1時間半、旭川空港から約1時間。
空知エリア全体: 札幌〜旭川の動線から車・JRで寄り道しやすい。ワイナリー巡りは車が正解。
新十津川町のベストシーズン
9月の稲刈り。平野が一面に黄金色になり、新米が店に並ぶ。ピンネシリとキャンプ場は7〜8月。公園の桜は4月下旬、冬は小さなスキー場と雪に埋もれた静かな町。
新十津川町の食と特産
誇りは米。奈良からの移住者の子孫が肥沃な平野で育て、町の名を冠して売られる。1900年代初めに創業した酒蔵は地元の米とピンネシリの水で醸す。麓の農家からは野菜と果物。
新十津川町がある空知という土地
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空知は、多くの旅行者が素通りしてしまう北海道——だからこそ、良さがそのまま残っている。1世紀前、この谷は石炭で日本を動かした。夕張や三笠には、炭鉱の記憶が博物館や鉄道遺産、静かな商店街に今も息づく。