北海道179市町村のひとつ
歌志内市Utashinai
日本一人口の少ない市、炭鉱の谷で
空知エリア ・ 炭鉱の記憶がワインの丘に変わった、北海道の静かな真ん中。
かつての炭都は、いま日本一人口の少ない市。スキー場のある静かな谷あいの町。
歌志内市は砂川と赤平の間の丘陵に細長く延びる谷の町で、誰も狙わなかった肩書きを持つ。日本一人口の少ない市だ。1世紀前は炭鉱が何万人もの人を集めたが、いまは数千人が一本の道沿いに暮らし、温泉の入浴施設、郷土の小さな博物館、尾根の上のスキー場がある。石炭のあとに何が残るのか気になる旅人と、炭鉱夫が北へ持ち込んだ馬ホルモンの鍋「なんこ」を食べに来る人のための町。
- 地域
- 空知(Sorachi)
- 新千歳空港から
- 約114km ・ 夏 1.8時間 / 冬 2.1時間
- 札幌から
- 約99km ・ 夏 1.5時間 / 冬 1.8時間
- 空知のベストシーズン
- 菜の花は晩春、ヴィンヤードとメロンは夏〜初秋が見頃。
歌志内市の基本データ
走行時間は直線距離×1.35、夏65km/h・冬55km/hの概算。 計算方法
歌志内市の見どころ
郷土館ゆめつむぎ
Utashinai Local History Museum (Yume-tsumugi)
幹線道路沿いにある市の郷土館。炭鉱の道具、最盛期の谷の写真、架空の町「悲別」を有名にしたテレビドラマの資料が並ぶ。
かもい岳
Kamoi-dake
町を見下ろす尾根。斜面にスキー場が切られ、夏に上れば谷全体が見渡せる。上の道を走ると、町がどれほど狭く丘に折り畳まれているかがわかる。
チロル風の街並みと市営温泉
Tyrolean streetscape and the city hot spring
町は何十年も前にアルプス風の景観を選び、通り沿いにはチロル風の建物が残る。谷の奥には同じ様式で建てられた市営の温泉施設があり、炭鉱町を歩いたあとに浸かれる。
歌志内市へのアクセス
歌志内に鉄道はない。最寄りはJR函館本線の砂川駅と根室本線の赤平駅で、どちらからも道道を車かバスで約15分。札幌からは国道12号で砂川か奈井江まで行き谷を上って車で約1時間45分。旭川空港から1時間強。
空知エリア全体: 札幌〜旭川の動線から車・JRで寄り道しやすい。ワイナリー巡りは車が正解。
歌志内市のベストシーズン
谷の道と尾根が開き、炭鉱町歩きの締めに温泉が効く6〜10月。冬は長く雪深く、スキー場だけが賑わう。なんこ鍋が一番うまいのもこの季節。
歌志内市の食と特産
炭鉱夫の料理「なんこ」。馬の腸を味噌で煮込んだもので、秋田の鉱山から来た労働者が持ち込み、いまも谷で作られる。それ以外は坂の下の米どころから届く空知の米と野菜が頼り。
歌志内市がある空知という土地
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空知は、多くの旅行者が素通りしてしまう北海道——だからこそ、良さがそのまま残っている。1世紀前、この谷は石炭で日本を動かした。夕張や三笠には、炭鉱の記憶が博物館や鉄道遺産、静かな商店街に今も息づく。