NORTHERN LAND HOKKAIDO← 渡島エリアガイド

北海道179市町村のひとつ

長万部町Oshamambe

かにめしとラジウム温泉、鉄道の分岐点

渡島エリア ・ 函館の夜景、城下町、新幹線の玄関口。

駅弁かにめしの聖地。山あいには湯治で名高い二股ラジウム温泉が湧く。

長万部町は内浦湾の北の隅、北海道南部の半島がいちばん細くくびれる位置にあり、札幌へ向かう鉄道が太平洋沿いの室蘭本線と内陸の函館本線に分かれる地点でもある。この分岐が町を作り、1950年代から駅で売られるかにめし弁当がその代名詞だ。ホームの外には駅近くの温泉街、山あいの石灰華ドームを持つラジウム温泉、海岸の湿原、湾を一望できる手軽な山。目的地というより実用的な中継地で、それがかえっていい。

長万部町の基本データ

地域
渡島(Oshima)
新千歳空港から
約157km ・ 夏 2.4時間 / 冬 2.9時間
札幌から
約141km ・ 夏 2.2時間 / 冬 2.6時間
渡島のベストシーズン
桜(松前・五稜郭)は4月下旬〜5月上旬。夜景と朝市は通年。

走行時間は直線距離×1.35、夏65km/h・冬55km/hの概算。 計算方法

長万部町の見どころ

二股温泉

Futamata Onsen

二股の谷の奥にある温泉で、湧き水の成分が何世紀もかけて巨大な石灰華のドームを作り、北海道の天然記念物に指定されている。ラジウムを含む湯として古くから湯治客を集めてきた。

長万部温泉

Oshamambe Onsen

駅から線路を渡って数分の小さな温泉街。1950年代に天然ガスの試掘中に湧いた湯で、素朴な宿に熱く塩気のある湯が引かれている。列車の乗り継ぎで一泊するのに便利。

静狩湿原

Shizukari Wetland

町の東端にある海岸の泥炭湿原で、この種の低地の湿原としては北海道最南。春はミズバショウ、初夏はワタスゲが咲く。静狩の集落から歩いて入る。

写万部山

Mt. Shamambe

湾側にある丸い山で、山頂まで2時間ほどの登山道がある。頂上からは内浦湾の弧が全部見え、一方の端に駒ヶ岳、もう一方に胆振の海岸。この一帯でいちばん手軽な山頂だ。

長万部町へのアクセス

長万部駅はJR函館本線と室蘭本線の分岐駅で、函館〜札幌の特急はすべて停まる。函館から約1時間半、札幌から約2時間半。車なら函館から国道5号、洞爺・室蘭方面へは太平洋沿いの国道37号、町内に高速道路のインターがある。函館空港も新千歳空港も車で約2時間。

渡島エリア全体: 北海道新幹線で新函館北斗へ。函館空港へは東京便もある。

長万部町のベストシーズン

湿原の花、乾いた登山道、穏やかな湾を楽しめる5〜10月。かにめしは季節を問わない。冬は長いが二つの温泉はいちばん気持ちよく、ラジウム温泉のドームが雪の中で湯気を上げる。

長万部町の食と特産

ほぐしたカニをご飯に載せたかにめしは、多くの人にとってこの町の名前そのものの駅弁で、蒸気機関車の時代から売られている。湾からはホタテと毛ガニ、静狩の海岸は昆布の浜。内陸の農地からは野菜と乳製品。

長万部町がある渡島という土地

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渡島は北海道の歴史の南玄関——島で最初に外の世界へ開かれた場所だ。函館はその歴史を美しくまとう。元町の教会と坂道、ベイエリアの赤レンガ倉庫、それだけで旅の元が取れる朝市、そして函館山からの夜景。

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